群馬大学医学部整形外科教室

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診療グループ / 骨軟部腫瘍グループ

 現在、当教室の骨・軟部腫瘍グループは柳川天志と齋藤健一、小濱一作の3名を中心に、また渡邊秀臣保健学科長、元准教授の篠崎哲也医師の御協力を得まして、日々の診療を行っています。
 
 専門外来である骨・軟部腫瘍外来は、毎週火曜日の午前中に行っています。ここでは、良性悪性の骨・軟部腫瘍のほか、癌の転移腫瘍などの患者さんを診察しています。県内及びその周辺に骨・軟部腫瘍患者を診る病院がないためか、毎週のように関連病院、同門、及び周辺病院や医院の先生方から多くの患者さんも御紹介いただいています。これらの患者さんを外来で診察し、必要であれば組織検査や手術を組んだりしています。専門外来終了後はシニアレジデントも含めた腫瘍カンファレンスを開き症例の検討、若手の研修を行っています。全国で開催されている学会や研究会に発表をしたり、国外・国内留学をしたりなどして他施設とも交流を深め最先端の医療を常に念頭におき治療にあたっています。
 
 骨・軟部腫瘍患者さんの手術は月曜日と金曜日を中心に行っています。手術は前記の3名の他に、研修医やシニアレジデントにも参加してもらい、腫瘍手術のノウハウを一緒に勉強しながら行っています。最近は1日の手術件数が4−5件あることも珍しくありません。四肢に悪性腫瘍が発生した患者さんに対して、以前は四肢切断術が行われていましたが、最近では化学療法・手術手技の進歩もあり、生命第一と考えることは当然としつつ、可能な限り患肢温存手術を行うように努めています。その際、腫瘍が出来た骨をパスツール処理あるいは液体窒素処理という特殊な処理を行った後に元に戻すという手段を用いて再建したり、人工関節を用いて再建したりしています。
 
 当院には重粒子線治療施設があり手術困難な体幹発生の悪性腫瘍の治療も積極的に行われるようになっています。さらに平成28年から骨軟部腫瘍に対する重粒子線治療が保険適応となった為、今後対象患者さんがますます増えることが予想されます。我々は重粒子線治療センターの医師とも定期的にカンファレンスを行い、症例の検討を綿密に行っています。重粒子線治療施設はまだ全国的に少数で、なおかつ大学病院に併設されている国内の施設は他にありません。化学療法の併用、術後の照射等、整形外科的な観点からも治療方針を検討出来ることは当院で悪性腫瘍の治療を受ける大きなメリットと思います。
 
 骨・軟部腫瘍グループはスタッフの数としては少ないですが、日々精力的に外来・病棟診療と手術に取り組んでいます。骨軟部腫瘍でお悩みの患者さんはどうぞ整形外科外来まで遠慮なく御相談いただければと思います。また、この領域に興味がある学生さんもどうぞ気楽に我々を訪ねてきていただければ幸いです。

 
 

 
 

 

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