群馬大学医学部整形外科教室

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診療グループ / 膝関節グループ

 膝関節グループは、大澤貴志・面高拓矢・橋本章吾を中心に診療活動を行っております。当グループで扱っている疾患は、スポーツに伴う膝靱帯損傷、半月板損傷、関節軟骨損傷から中高年者の変形性膝関節症に至るまで多岐にわたり膝関節疾患の治療を行っています。治療は保存治療と手術治療を各患者様の病因と病状に合わせて選択しています。 専門外来は毎週火曜日の午前に行われ、20名前後の患者さんを予約にて診察しています。基本的には紹介状を要しますが一般外来からの紹介のシステムもありますので膝の痛みや悩みがありましたら、お気軽に受診されてください。
 
 高齢化社会への移行に伴って、関節軟骨が磨耗する変形性関節症が増加しつつあります。当科では、まず運動療法や装具療法などの保存治療を行って頂いています。運動療法では大腿四頭筋の筋力強化・ストレッチングを行い、 O脚による荷重軸のずれを矯正する内側楔状型足底板や支柱付き膝装具などによる装具療法も行います。これらの保存療法を行なっても症状が軽減しない方には手術療法を行います。詳細な診察とレントゲン・MRI検査を用いて関節の状態を的確に診断した上で軽度の変形に対しては関節鏡手術や骨切り矯正術を、高度の変形に対してはナビゲーションにより正確な骨切りを行う最新の人工関節手術を行っています。人工関節後の感染・緩みなどについて近隣の病院から相談を受けることもあり、このような症例についても対応できる高度な技術も有します。ほとんど歩行不可能であった患者様が人工関節手術により普通に歩けるようになった例も多くあります。当科では低侵襲かつ正確な手技により早期リハビリテーションを目指して手術を行っています。
 
 次に世界有数の歴史を誇る関節鏡手術は、靭帯再建術や関節軟骨形成術など高度な処置が可能です。手術に至らない軽度の障害についても理学療法を行うことで、症状の緩和を図っています。とくに、スポーツを行う上で膝関節の安定性と機能に重要な役割を果たす前十字靱帯損傷については、膝屈筋腱を用いた前十字靱帯再建術を積極的に行っています。また、内外側側副靭帯、後十字靭帯を含めた複合靭帯損傷の治療においても高度な技術を有しており、良好な成績を報告しています。
 
 膝グループで行っている基礎研究には、前十字靭帯損傷膝・変形性膝関節症に対するバイオメカニクスの解析を中心に取り組んでいます。また臨床検査学教室と共同で、骨粗鬆症のメカニズムと糖尿病や甲状腺ホルモン、脱ヨード酵素などの関連について、骨芽細胞などを用いた基礎研究を行っています。
 
 臨床研究では、変形性膝関節症や靭帯損傷膝に対する治療向上の工夫、新しい手術手技の確立およびこれまでの長期治療成績の評価をテーマとして、更にはロコモティブシンドロームと変形性膝関節症の関係、成長期オスグット・シュラッター病とスポーツ活動の関係について調査し、今後の診療に役立てられるように努力をしています。

 
 

 
 

 

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