教授挨拶・案内

こんにちは。群馬大学整形外科の筑田博隆(ちくだ ひろたか)です。群馬大学整形外科教室では、整形外科専門医をめざす熱意をもった方を歓迎します。これから整形外科を志すみなさんに、私たちの教室を紹介したいと思います。

整形外科教授 筑田 博隆

群馬大学整形外科教室の魅力

実力を育てるオープンな教室

群馬大学整形外科教室の一番の魅力は、オープンな雰囲気です。大学スタッフも若く、群大以外の出身者も多くいます(東京大、山形大、東京医大、山梨大、長崎大、島根大等々)。現在、関連病院で勤務している教室員は約100名で、ちょうど皆が互いに顔見知りになれるくらいの規模です。関連病院に勤務して3、4年経つと一緒に働いた仲間も増え、困ったときも心強いです。教室員にはスポーツを続けている人も多く、特にサッカーは人気です。オフにはキャンプやワカサギ釣りにでかける人もいます。

外傷治療の基礎からサブスペシャリティまで

群馬大学整形外科には、前橋赤十字病院、国立病院機構高崎総合医療センターなどの公的病院を中心に20を超える関連病院があります。どの病院も、それぞれの地域の中核施設であり、経験できる症例は豊富です。ウインタースポーツや交通事故による外傷も多く、都心部での研修と違い、標準的な外傷については、すべて経験できます。専門医を取得するころには、外傷治療全般に関して、自信がもてることでしょう。また関連病院は、ほとんどが大学のある前橋市から通勤圏内です。転勤の際も、単身赴任をせずに家族と過ごすことができるのは、ありがたい点です。夫婦がそれぞれキャリアを持つ上でも、良い点だと思います。
群馬大学整形外科は、関連病院が高い専門性を持っていることも大きな魅力です。いくつか例をあげましょう。群馬県済生会前橋病院は、年間1000例にのぼる手外科の手術をおこなっています。善衆会病院では、前十字靭帯再建などの手術が多く、関東地方の膝・スポーツ整形のメッカです。群馬中央病院では変形性膝関節症の手術・研究等をおこない世界に発信しています。3次救急センターである前橋赤十字病院や深谷赤十字病院には、重症外傷例が多く搬送されてきます。脊椎・骨盤外傷例も数多く経験できるため、救急外傷医としての力も磨けます。また、群馬県立がんセンターでは、大学と連携し骨軟部腫瘍の専門的な治療をおこなっています。こうした高い専門性をもった関連施設で研修できる機会が豊富にあることは、みなさんにとって大きなメリットです。さらに意欲がある方には、大学院への進学や国内外の専門施設への留学を推奨しています。広く一流を知り、各分野で日本のリーダーになってほしいと願っています。

群馬大学整形外科では

  1. 整形外科医としてどこでもやっていける実力がつく
  2. 質の高い医療を実践できる
  3. 困ったときに助けてくれる仲間ができる

ようになります。
もともと群馬に縁がある人も、これまで縁がなかった人も、同じですのでご安心ください。これから新しく整形外科を勉強したいと思っている先生も、ご相談ください。

私たちは、患者さんのために最善をつくす仲間を探しています。
みなさんと一緒に働くのを心待ちにしています。