膝 変形性膝関節症 人工膝関節全置換術手術
変形性膝関節症とは?
膝が変形して痛みを生じたり、動かしにくくなったりする病気です。高齢者に多く見られ、日本人ではいわゆるがに股になるO脚変形がよく見られます。
変形性膝関節症の症状としては、最初は立ち上がりや歩きはじめの痛みが特徴的です。進行すると、じっとしていても痛む、見た目の変形が進む、動かせる範囲が低下し、曲げ伸ばしがしにくくなるといった症状が出てきます。
変形性膝関節症の治療としてはまず、痛み止めなどにより炎症と痛みを抑える内服加療や、痛みの原因となる内側への負担を減らすために、靴の中敷きのような足底板や膝を支えるサポーターを使用する装具療法を行います。膝の潤滑油としての関節内へのヒアルロン酸注射や痛み止めとしての麻酔薬の注射を行うことも有効です。また、膝の負担を減らすために体重を減らすことや、ふとももの筋力訓練を行うことも有効です。
これらの治療を行っても痛みが良くならない場合は、手術を検討します。
人工膝関節置換術は、炎症によりすり減った軟骨や傷んだ骨を削り取り、金属とポリエチエレンでできた関節に置き換える手術です。変形した部分を切除し、置き換えることで痛みの改善が期待されます。
変形性膝関節症の症状としては、最初は立ち上がりや歩きはじめの痛みが特徴的です。進行すると、じっとしていても痛む、見た目の変形が進む、動かせる範囲が低下し、曲げ伸ばしがしにくくなるといった症状が出てきます。
変形性膝関節症の治療としてはまず、痛み止めなどにより炎症と痛みを抑える内服加療や、痛みの原因となる内側への負担を減らすために、靴の中敷きのような足底板や膝を支えるサポーターを使用する装具療法を行います。膝の潤滑油としての関節内へのヒアルロン酸注射や痛み止めとしての麻酔薬の注射を行うことも有効です。また、膝の負担を減らすために体重を減らすことや、ふとももの筋力訓練を行うことも有効です。
これらの治療を行っても痛みが良くならない場合は、手術を検討します。
人工膝関節置換術は、炎症によりすり減った軟骨や傷んだ骨を削り取り、金属とポリエチエレンでできた関節に置き換える手術です。変形した部分を切除し、置き換えることで痛みの改善が期待されます。
入院から退院までのながれ
- 入院1か月前
- 血液検査・画像検査・麻酔科診察など
- 手術前日
- 入院
- 手術当日
- 手術室入室~退室までおよそ3~4時間程度かかります。当日食事はできません。
- 手術翌日
- 歩行器を使用して歩行練習を開始します。動かす練習(可動域訓練)も開始します。
- 手術1~2週目
- 杖を使用して歩行練習を開始します。
- 3~4週
- リハビリをゆっくりご希望の方は転院の手配をし、自宅近くに転院します。
- 手術後1~2か月
- 自宅に退院します。
- その後
- 徐々に日常生活に戻ります。手術前の可動域(膝の動く範囲)を目標にします。
日常動作や軽いスポーツ活動は可能です。
半年~1年に1回の定期的な通院、点検を継続します。