脊椎 頚椎症性脊髄症
頚椎症性脊髄症とは?
頚椎の働きは大きく2つあります。一つ目は頭を支える柱の役割、二つ目は神経の通り道としての働きです。頚髄症とは、この神経の通り道である脊柱管が狭くなり、手あしのしびれ・痛みや動かしにくさといった症状が引き起こされる病気です。老化によって背骨の変形や靭帯が分厚くなることで、脊髄という神経が圧迫されて頚髄症を発症します。
頚椎症性脊髄症の症状のひとつに巧緻運動障害(こうちうんどうしょうがい)があります。箸を使う、字を書く、ボタンのつけ外しをするなどの細かい作業ができなくなります。痙性歩行(けいせいほこう)と呼ばれる、歩くときにふらつく、あしが思ったように動かせない、あしがもつれるという症状がみられることもあります。歩行が不安定となるため、転倒には注意が必要です。
治療法として、初期のしびれや痛みに対しては、飲み薬による保存療法をおこないます。しかし、細かい作業ができない、転びやすいなどの日常生活に支障をきたすような症状がある場合には手術をお勧めします。
手術治療には頚椎脊柱管拡大術と頚椎後方固定術の2種類の方法があります。
頚椎症性脊髄症の症状のひとつに巧緻運動障害(こうちうんどうしょうがい)があります。箸を使う、字を書く、ボタンのつけ外しをするなどの細かい作業ができなくなります。痙性歩行(けいせいほこう)と呼ばれる、歩くときにふらつく、あしが思ったように動かせない、あしがもつれるという症状がみられることもあります。歩行が不安定となるため、転倒には注意が必要です。
治療法として、初期のしびれや痛みに対しては、飲み薬による保存療法をおこないます。しかし、細かい作業ができない、転びやすいなどの日常生活に支障をきたすような症状がある場合には手術をお勧めします。
手術治療には頚椎脊柱管拡大術と頚椎後方固定術の2種類の方法があります。
頚椎脊柱管拡大術では、狭くなった神経の通り道である脊柱管を広げるために、椎弓という脊柱管の屋根を削り、ドアを開けるようにして椎弓を持ち上げて脊髄の圧迫を取り除きます。
頚椎後方固定術は、脊柱管を広げることに加え、金属製のスクリューやロッドという棒を用いて脊椎を固定して安定化させます。
入院から退院までのながれ
- 入院1か月前
- 血液検査・画像検査・麻酔科診察など
- 手術前日
- 入院
- 手術当日
- 当日食事はできません。当日、翌日はベット上で安静になります。
横を向いたり、ベッドのリクライニングを起こすことはできます。 - 手術2日目
- 歩行練習を開始します。
- 手術1週目
- 検査で問題なく、歩行も安定すれば退院の許可がでます。
手術前の症状やご希望に応じて、リハビリ専門病院をこちらで手配します。 - その後
- 退院後は通常の生活に戻れます。
自動車の運転もできるようになりますが、まずは主治医にご相談下さい。