膝 半月板損傷 半月板切除術 縫合術
半月板損傷とは?
半月板とは、膝関節の大腿骨と脛骨の間にあるC型の軟骨様の板で、クッション機能と関節安定化の役割があります。転んだり、あしをひねったりしてこの半月板に傷がついた状態を半月板損傷といいます。
半月板損傷の主な症状は、膝の曲げ伸ばしの際に痛みやひっかかりを感じることです。
ひどい場合には、膝に水(関節液)がたまったり、急に膝が動かなくなる“ロッキング”という状態になり、歩けなくなるほど痛くなります。
治療は保存加療と手術加療の2通りの方法があります。手術を行わない保存治療では、痛み止め等の薬物治療で炎症や痛みを抑えたり、サポーターなどの装具治療を行ったり、 リハビリテーションを行ったりします。手術治療は、症状が残りやすい損傷形態の場合や、保存治療で症状が改善しない場合に検討し、主に関節鏡を用いて行います。
手術には半月板切除術と半月板縫合術の2つの方法があります。
半月板損傷の主な症状は、膝の曲げ伸ばしの際に痛みやひっかかりを感じることです。
ひどい場合には、膝に水(関節液)がたまったり、急に膝が動かなくなる“ロッキング”という状態になり、歩けなくなるほど痛くなります。
治療は保存加療と手術加療の2通りの方法があります。手術を行わない保存治療では、痛み止め等の薬物治療で炎症や痛みを抑えたり、サポーターなどの装具治療を行ったり、 リハビリテーションを行ったりします。手術治療は、症状が残りやすい損傷形態の場合や、保存治療で症状が改善しない場合に検討し、主に関節鏡を用いて行います。
手術には半月板切除術と半月板縫合術の2つの方法があります。
上の図は関節鏡の手術時の写真です。矢印の部分が損傷した半月板です。
半月板の血流がない部分の損傷であったり、半月板の変性(劣化)がすでに強い場合には、関節鏡下半月板切除術が選択されます。損傷した半月板を必要最小限となる範囲で切除し、形を整えます。
半月板の血流がない部分の損傷であったり、半月板の変性(劣化)がすでに強い場合には、関節鏡下半月板切除術が選択されます。損傷した半月板を必要最小限となる範囲で切除し、形を整えます。
一方、半月板の血流がある部分の損傷や、半月板の変性(劣化)が軽度の場合には、関節鏡下半月板縫合術が選択されます。上の写真の矢印部分が、損傷した半月板です。損傷している部分をまたぐように糸で縫合します。
入院から退院までのながれ
- 入院1か月前
- 血液検査・画像検査・麻酔科診察など
- 手術前日
- 入院
- 手術当日
- 手術室入室~退室までおよそ3~4時間程度かかります。当日食事はできません。
- 手術翌日
- (切除術の場合)歩行器を使用しての歩行練習を開始します。
動かす練習(可動域訓練)も開始します。
(縫合術の場合)車椅子で体重をかけないようにします。 - 手術2日~2週目
- (切除術の場合)歩行が安定すれば退院を許可します。
(縫合術の場合)2~4週間は体重がかけられません。
動かす練習(可動域訓練)も徐々に行います。
入院でのリハビリをご希望の方は転院の手配をします。
松葉杖歩行が上手にできれば早期に自宅退院も可能です。 - 手術3か月
- ジョギングなど軽い運動から開始します。
- 術後6か月
- スポーツをしていれば競技復帰を目指します。